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弁護士の頼み方

弁護士費用

「私の件で弁護士を頼んだ場合どのくらい費用がかかりますか。」
法律相談の際にほとんどの方から受ける質問で,具体的に裁判を考えている方の場合は最大の関心事といってもよいかも知れません。
遠慮せずにどんどん聞いた方がよいと思いますし,聞いていただいてかまいません。
ご希望の方には御見積書もお出ししております。電話で問い合わせをいただいてもかまいません。

弁護士費用の目安についてはこちら

一度も法律相談を受けられたことがない方へ

とにかく1度法律相談を受けてください。
あなたの状態は,診察も受けずに手術しようかどうか迷っているのと同じです。
診察の結果,手術が必要ならすればよいですし,あなたには手術する病院を選択する自由があります。
本当に手術以外にないのか,別の病院の診察を受けてみるということもできるでしょう。
法律相談の結果,やはり訴訟という手段しかないのであれば訴訟をすればよいですし,相談をした弁護士に依頼しなければならないということもありません。
もちろん,ほかの弁護士の法律相談を受けてみることもよいでしょう。
一番よくないのは,わからないまま問題を放置したり,勝手な判断で間違った対処をしてしまうことです。
たとえば,悩んでいる間に請求できる法律上の期間を経過してしまったケース,10年以上を経過し消滅時効を援用すればゼロになる負債について,相談を受けずに不用意に同意書を送付した結果,援用権を喪失してしまったケースなどは,よくある話です。

弁護士を頼もうかどうか迷っている方へ

弁護士を頼むと弁護士費用がかかります。
弁護士を頼まずに自分で裁判などをするという方法もあります。
弁護士を頼むべきかどうか迷われるのも当然だと思います。
こんなふうに考えてみてはいかがでしょう。
皆さんがどこかへでかけようと思います。
行き先には3つあって,

  1. およそ自分一人で歩いてはいけないところ,
  2. 歩いていこうと思えば行けるけれども時間がかかるところ,
  3. 自分の足ですぐにたどりつけるところ,

この3つです。

  • 1 の場合には,自分の足では行けないのですから,費用がかかっても何か乗り物に乗るほかないでしょう。それが弁護士という乗り物であれば,弁護士を依頼するほかないということになります。
  • 2 の場合には,その時の自分の状況に応じて判断すればよいと思います。
    仕事で忙しいなら,多少費用がかかっても乗り物に乗っていったほうが効率的です。
    慣れない裁判に時間を取られるよりも短縮した時間で自分の仕事のほうを頑張ればよいのです。
    たとえば,会社が訴えを起こしたり,訴えられた場合には,弁護士を頼まない限り基本的には社長さん本人が裁判に出なければなりません。従業員が代役をすることはできないのです。
    このようなケースでは,常日頃会社のことを理解してもらっている顧問弁護士がいると,話をスムーズに進めることができてたいへん楽です。
  • 3 の場合には,自分の足で歩いていきましょう,ということになります。
    たとえば,相続放棄の手続などは,所定の家庭裁判所に行けば誰でもできます。
    わざわざ弁護士に頼む必要はないでしょう。
    もっとも,自分の体力を過信すべきではありません。一般の方が裁判をするということは,思った以上に時間も体力も消耗します。
    裁判中,事件のことが頭の中から離れず,仕事に支障をきたす方もおられます。
    裁判に対する思いこみで勝手な方向へ歩き出し,戻ってこれなくなったというケースもあります。その場所が自分の足で歩いていけるのかどうかも含めて,まずは弁護士に相談されてはいかがでしょうか。

弁護士の選び方

あなたの事件を扱ってもらうにふさわしい弁護士はどのようにして探したらよいのでしょうか。
たいへん難しい問題です。
たとえば,あなたが「咳が止まらない」症状に悩まされているとします。
発熱があるわけでもない,でも夜になると咳が止まらない,原因がわからない。
あなたはどうしますか?
普通は,近所の診療所から始まり,症状が重ければ大学病院へ行ってみたり,さらに深刻なら専門の医療機関へ行ってみたり,となるのではないでしょうか。
そういう意味では,弁護士を選ぶのも医者を選ぶときと一緒です。
納得できなければ複数の弁護士の法律相談を受けて,納得ができる弁護士に依頼をすればよいのです。

いくつも法律相談を受ければコストや手間はかかりますが,別の弁護士に相談してみたらすっきり解決したというケースも少なくありません。
医者によって治療のアプローチが違うように,弁護士によって解決のアプローチが異なりますので,依頼人ごとや事件ごとに,「合う」「合わない」は当然にあるものと考えたほうがよいと思います。

医者と弁護士が違う点は,弁護士の場合には「メスの入れ方ひとつで・・・」という状況にはなく,事件の準備にそれなりの時間と手間をかけることができる点です。
そういう意味では,扱い事件数など経験値の差はそれほど目立って現れるものではありません。
扱ったことのない事件であっても,熱意と時間をかけてもらえれば,十分経験値を凌駕することができます。
また,過去に多く事件数を扱ったといっても,法律が改正されてしまって経験値が役に立たないということも少なくありません。

良い弁護士の基準

私が考える「良い弁護士」の最低基準は次の3つです。

  1. リスクやデメリットの説明もきちんとする。
  2. 委任契約書を作る。
  3. 経過報告をする。
  1. 都合のよいことだけを依頼人に説明し,負けたら負けたで知らん顔,これではたまりません。メリットや可能性だけではなく,デメリットや危険性についてもきちんと説明できる人が良い弁護士だと思います。
  2. 委任契約書は弁護士法上作らなければならないことになっていますので,最低限のことだと思いますが,作成していない弁護士も意外と少なくないようです。
  3. 私も,期日ごとの依頼人への報告は常日頃心がけているところです。ですが,弁護士を頼むと任せたきりになってしまう依頼人の方,他方,委任を受けた以上自分がわかったいればよいということで報告をしない弁護士も中にはいるようです。弁護士と依頼人は二人三脚だと思います。
    挨拶がわりにいただいた一本の電話で得た情報が,結果を大きく左右する場合もあります。くれぐれも相互連絡だけは密にしていきたいものです。